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滋賀県と三重県を結ぶ石榑峠道路を走ってきました [ ├ ドライブ]


"石榑峠"

この響きを聞いて、琴線に触れた方はちょっと事情ありかもしれません。

な~んて、初夏の長期休暇の唯一のドライブとして、
田舎の比較的近所に開通したトンネルを探検してきました。
ちょっといけない事(?)も体験しつつ。
開通して約1カ月後の訪問です。

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過去、父親がドライブの際も母親が、引き返す事を提案した事があったくらい、
ワケありの道路らしいのです。

実は、オイラもその恐怖を聞いていたので、一度もドライブでは出掛けた事もなく。。。

2008年9月の大雨が原因の土砂崩れで、
国道421号線、三重県側の峠道は各所で寸断されてしまったそうです。
この峠は、車2台がすれ違う事が不可能な箇所も複数ある難所。

そんな数年後の2011年3月26日、
全長4158mを"誇る"石榑トンネルを含む石榑峠道路が開通したそうです。
開通して、滋賀県東近江市と三重県いなべ市がこのトンネルで結ばれました。


002_石榑峠.jpg


田舎の自宅からは、30分弱で到着する場所です。
峠道路の最初にメインの「石榑トンネル」が登場します。
トンネル入口の側道は、旧道となった峠の入り口が確認できます。
既にキレイに舗装されて、その姿を確認できませんでした。
舗装された後もまだ、「通行止」。
やはり、訳ありです。

同行した母上も、「そうそうこんな細い道やった」と、
まるで「奥の細道」かのように昔を思い出し。

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早速、新しいトンネルを通ってみました。
一つの山に4km程の穴を掘ってトンネルなんぞ作る事を地元民が想像したでしょうか。
片側一車線ですが、思った以上の素晴らしい造りです。
気持ちよく走れます。

静岡県の国道1号線に牧ノ原トンネルがありますが、あの雰囲気を思い出します。

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途中、90度掘り込んだ変なトンネルが何ヶ所か点在しています。
そのうちの一つに、愛車を収めて一枚。

このトンネルは避難用でしょうか!?
出入り口は見当たりません。

こうしてクルマを停めてみたものの、
不思議な空間でした。

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トンネルを抜けると、開放的な下り坂。
伐採中の杉林に出会えます。
側道に車を停めて、一呼吸。
とっても空気が美味しいです。
スギ花粉症には注意ですよ[exclamation×2]


更に、山桜もいっぱい咲いていて、
「ここは北海道か[exclamation&question]」と勘違いする程季節を感じることできます。

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まだ、開発途中の道路もあり、下りきると道路は、一気に道幅が狭くなります。
そして、滋賀県が誇るダム、永源寺ダムに到着します。
しばし、休憩。

このダムは湖面の色がエメラルド色でとってもキレイです。
しかも深さもビックリ。水深260m超え。
ある意味、深海です。

梅雨時期を前に貯水率90%近くあるのは、
心強い限りです。

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お楽しみのダムカード貰えませんでした[たらーっ(汗)]。。。泣

「お父さんとお母さんを困らせる事したら、このダムに放り投げてやる[exclamation×2]
と将軍様を脅迫し、
更に下ると永源寺へ到着します。

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初訪問の場所です。(お寺のリンクはこちら)
駐車場は狭いです。
階段を昇って、境内へ向かいます。
各所で新緑のモミジの木に出会います。

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言い表せない程、のきれいな緑色の葉。
きっと、紅葉時期には真っ赤に染まる事でしょう。
11月中旬頃が見頃だそうです。

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山門までの参道のモミジの植え方は、秋の見頃をイメージするに易く、
また、境内に歩を進めると、
緑眩しく、茅葺き屋根とのハーモニーが気持ちを浄化させてくれます。

お願いごとをし、更に歩を進めると、「不許入門」。
鎌倉に点在する臨済宗の赴きを連想させます。

020_石榑峠.jpg


永源寺を過ぎて、更に西へ向かうと名神高速道路:八日市ICまで行けるそうです。
高速渋滞時の迂回ルートが確立されました。

今回のドライブは、ここまで。
一路同じ道を逆走して、帰路に就きます。
もっと整備されれば、観光ルート化できる地域と思えました。
味覚狩りなど、スポットがないか確認してまた出掛けてみたいですね。

秋の紅葉狩りは、
真っ赤に染まること間違いなしのスポットである事に間違いありません。
大河ドラマとか撮影で使えそうな場所です。

 


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コメント 6

お茶屋

出口の無いトンネル・・・不思議な感じですね^^;
見事なワンシーンです☆
by お茶屋 (2011-06-13 10:14) 

ひでくん

☆お茶屋さん、
ありがとうございます。
ほんと、このトンネル不思議でした。
30mくらいの穴が幾つも存在しています。
めざましテレビの「ここ調」に投稿してみようかしら。
いや、「探偵ナイトスクープ」の方がいいかな!?
桂小枝が来たら、面白く伝えてくれそうです。。。笑
by ひでくん (2011-06-13 12:51) 

水郷楽人

昔の山道は凄かったですね。高校時代に原チャリで登って見ましたが途中でエンジンが焦げ付きました。社会人になってクレスタで登りましたがすれ違いにヒヤヒヤしたものです。随分と便利になりましたね。秋の永源寺、名神高速岐阜羽島ICから関ヶ原経由、彦根ICから向かいましたが、とても紅葉が見事でしたよ。今度はトンネル直通でお邪魔してみたいものです。
by 水郷楽人 (2011-06-14 20:02) 

ひでくん

☆水郷楽人さん、
コメントありがとうございます。
青春の1ページに残っているんですね!
これから「旧道」と呼ばれていくと思いますが、
整備されて、2輪車専用道路とかに工夫できないですかね。

永源寺の紅葉は、とっても気になります。
藤原の聖宝寺と共に注目ですね。
秋に休みが合わないかなぁ、と思案しております。
by ひでくん (2011-06-14 23:09) 

jamaica

おお。
新道が開通したとニュースでは見ました。
ここは、旧道が全国的に有名な酷道です。
何年か前に土砂崩れで寸断されていました。

15年くらい前に、彼女を乗せて、
単気筒の250CCバイクで来たことがありますが、
激坂で、車のすれ違いがなかなか出来ず、渋滞になります。
そのせいで、オーバーヒートで大変でしたよぉ。
峠まで歩いて登ってもらったのです。。。
by jamaica (2011-06-18 11:49) 

ひでくん

☆jamaicaさん、
おぉ、そんなほろ苦エピソードを披露頂けたなんて恐縮です!
やはり「酷道」だったんですね。
峠まで歩いて登ってもらったなんて、帰りはどうされたのか興味がもっと湧きましたよ!

by ひでくん (2011-06-19 23:54) 

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