柔道:井上康生 引退試合 観戦 [スポーツ]
戦いを終えて相手を気遣う、井上康生。
今日一番のシーンでした。
第58回全日本実業柔道団体対抗大会
井上康生 選手の引退試合の観戦に出掛けてきました。
帰宅後、ニュースやネットの記事を見るまで、
そんなに状態が悪かったとは、知らなかったのだが、
これまでブラウン管で見るよりも、やはり技のキレは、なかった。
ただ、チームの為に一戦、一戦戦っている印象。
どこよりも熱い観客席からのチームへの応援。
それでも、徐々にキレを増す動きに注目も上がります。
技の一つ、ひとつに歓声が大きくなります。
相手チームにとって、これほどやりにくい事はなかったでしょう。
柔道なんて、高校生の時の体育の授業とTVで見る程度。
それも、オリンピックやゴールデンタイムの中継のみ、といっていい。
でも、最後となれば、直接見てみたくなった。
オイラが抱く彼の魅力は、
ブラウン管からであったが、
・礼儀正しい所作。
・インタビュー等の受け答えのよさ。
・きれいな内股への拘り
社会人になって数年後、彼はまだ学生だった頃、一度だけ、小田急線の電車の同じ扉で、
数十cm距離で彼を見掛けた事があったんです。
その時の彼は、既に注目されていて、誰もが知っている時の人なのに、
まるで、その場の空気に馴染んでいて、
ドア付近にもたれながら、小説の単行本らしきものを読みふけっていた。
愛甲石田駅~町田駅までの20分弱の時間をずっと、一緒だったのだが、
時より顔を上げて、外の景色を見つめる細い眼線の先は、何を考えているのだろう感じた事を覚えている。
そんな数十分の出会いだけです。
しかし、最後の試合という事で、どうしても見たいと思いに駆られました。
ベストなシャッターチャンスを逃しましたが、
ポイントを取った、現役最後の内股を掛けた後の画です。
その後、押さえ込みに入り、
横四方固め で、現役最後の一本が響いた瞬間です。
現役が終わった瞬間でした。
沢山の「はじめ」、「一本」を聞いてきた事と思いますが、
文字通り、最後の一本でした。
2年ぶりの優勝が決まり、チームメイトとガッチリ握手。
監督の胴上げの後、お約束でしょう、胴上げが始まりました。
3,4度宙に舞いました。
もうこの時には、報道陣もすごくて、あちこちからフラシュの嵐。
表彰式とインタービューの時には、オイラもミーハーになって、ALSOKの応援席へ乱入です。
表彰式の間も彼を追いました。
何を思うのか、天を見つめたり、観客席に視線をやったり、
うつむく事が多かった時間でした。
2年ぶりの優勝で、チームも盛り上がり、続々と表彰。
大会優秀選手の一人に選出でしたが、きっとオマケでしょう。
内容的には。。。。
そして、予定外?のインタビュー。
柔道着からは、対戦相手との激しい当たりがうかがえます。
いつしか、子育ての注目を浴びたお父さん。
駆け寄って、がっちり握手し、一言交わされていました。
恩師も駆けつけていました。
ロサンゼルスオリンピックの涙が懐かしい。
その後も報道陣に囲まれて、数十分のインタビュー攻め。
何枚かと一般人のサイン会の後、控え室へ向かいます。
もう、この頃には、きっと、和んでいた事でしょう。
駆け寄るチビっ子に快く応じてました。
最後にチームメイトが待つ控え室へ。
長いあいだ、お疲れ様でした。
きれいな内股とすばらしい感動をありがとう。
来て良かったです。
PS: これまたやはりミーハーなママの指令により、美人なwifeを激写しましたが掲載は控えときます。
会場を出た後、偶然、車中でお帰りを待っていた夫人を発見。
「Blog見てますよぉー!」とオイラ。
ピースのサインで満面の笑みで、「ありがとー!」とご夫人。
「おつかれさまでした~」とママ。
あぁ、しゃべっちゃったもんねぇ~~。と田舎モン丸出しの我が家でした。
お~~うちの後輩取り上げてくれてありがとう
by 暇なフォトグラファー (2008-06-09 23:08)
☆暇なフォトグラファー さん
久々のコメントありがとうございます。
ご無沙汰ですね。
そうですかぁ、後輩でしたか。
伝統ですね。
いい思い出になりました。
by ひでくん (2008-06-10 22:02)